
なぜ、ぼくの仕事は「時給30万円」なのか?
ぼくの仕事は経営アドバイザーです。
時給は30万円。
週に一回1時間、経営者にアドバイスをして30万円。
多くの人は、これを「高い」と思うかもしれません。「なんでそんな高単価をつけられるんだろう……」と疑問に思う人もいるでしょう。
でも、この値段にしているのにはれっきとした理由があります。
このnoteでは「値付け」の話をとっかかりに、「価値とはなにか?」そして「いい仕事とはなにか?」について考えていきたいと思います。
少し長めですが、お付き合いください。
安く提供することは「いいこと」なのか
フリーランスや副業をやっている人で「値付け」に悩んでいる人は多くいます。
自分の商品、サービスにいくらの値段を付ければよいのか……?
そこでよく「安くしたほうがいい」と思っている人がいます。
そもそも「安くしないと売れない」と思ってる。だから「いかに安く提供できるか」に注力する。いわば「安くするための努力」をしてしまうのです。
でも、安くするのには限界があります。
結局、コストを減らすために工数をかけられなくなるので、価値を下げていくしかない。利益も減ってしまうので、働く時間は逆に増えていきます。時間あたりに生み出せる価値はどんどん減っていくわけです。
ぼくはそういった「安くできる」仕事は機械やコンピュータに任せればよくて、本来は人間のすべき仕事ではないと思っています。
人間がすべきことは「時間をかけて質の高いものを生み出し、それを唯一の状態に仕上げて相手に提供する」ことです。
それが人間にできる仕事の価値だと考えます。
「値段を下げる」ということは「価値を下げる」ことにつながります。これは、あまり好ましくないことだとぼくは思っています。
あなたのお客さんは世界のどこかにいる
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