ふたり2

【後編】30代で社長になるための方法。そして、キャリア形成していく中で一番大切な上司の存在とは - この10月からCSOとCEOに就任した?長瀬次英さん

前編に引き続き、Moonshot note リニューアル後初となる経営者インタビューは、現在数多くの人気アーティストグループが所属するLDH JAPANのCDO 兼 執行役員を務めていた?!長瀬次英さんのインタビューの様子をご紹介。今回は、『30代で社長になるための方法』、また『キャリアを形成していくために大切な上司の存在』についてをお聞きしてきました。

若くして社長を目指したい方、キャリア形成をしていく上でのヒントを知りたい方は必見です!

『1976年京都生まれ、中央大学卒。インスタグラム日本事業責任者、日本ロレアルのCDOを経て、株式会社LDH JAPANにてCDO兼執行役員を担い、この10月1日からブランディングビジネスで有名な「柴田陽子事務所」のCSOに就任、また同時にアパレルブランドの「Boarders At Balcony」の代表取締役にも。ブランディング(付加価値)の在り方と可能性を推考している。登壇しているセミナー等は数多く、史上初2年連続アド・テック東京(2017&18)で#1スピーカーを受賞。他にも2018年1月に「Japan CDO of The Year 2017」を受賞。Forbes・Japan(2017年12月号)にて「カリスマCxO」の一人として特集される。常に、新しいかつ時代にあったビジネスモデルの構築とサラリーマンの無限の可能性を模索している。


▶︎目次

(1)経営者の感覚を身に着けることの大切さ

(2)30代で社長になるには

(3)キャリアを形成していくために大切な上司の存在

(4)長瀬さんが次に叶えたい夢とは


(1)経営者の感覚を身に付けることの大切さ

すがけんさん:今、長瀬さんは自分に肩書きをつけるとしたら何ですか?

長瀬さん:やっぱり社長ですよね。結局Unileverでやっていたマーケティングって、蓋を開けてみれば、社長職に近いですよね。工場の費用から人件費だったり、紅茶だったらどういうタイミングで出荷されてとか、ブランドの全てを知ってますから。

すがけんさん:要は、一つの紅茶屋さんの社長ですもんね。

長瀬さん:でなんか、売上悪かったらクビになるみたいな。完全社長ですよ(笑)。それが29〜34歳くらいですよ。

すがけんさん:やっぱUnileverとか、P&Gとかのブランドマネージャが強いっていわれる意味がわかりますよね。だってもうやってることが経営者ですから。

長瀬さん:そうですよ、異様なプレッシャーもありますからね。金額も半端なくでかいので、焦るあせる。

すがけんさん:だって紅茶を仕入れたりもするわけですもんね?

長瀬さん:そうですよ、もちろん。じゃあエチオピアとスリランカの比率変えますか。でも比率変えたらなんか味が変わっちゃうから、味を均等にするために、もう一回やり直さなくちゃな、みたいな。なんかそうすると来期のロットに間に合わないけど....とか。

すがけんさん:それを20代で持ってるってやばいですね(笑)。

長瀬さん:だからそこで全部を見て判断して動かしていくっていうのは社長職ですよ。それを一度やってしまうと、どんな仕事をやらされても気になる範囲が広すぎて、おこがましいですけどそうなると気分は社長ですよね(笑)。

すがけんさん:一度経営者の感覚を身につけてしまえば、自分がCMOとして何をやれば良いか全部わかっているわけですもんね。試合だったら監督に一度なってみて、選手の配置をみるのか、キャプテンになって選手に指令塔となって指示を出すのか。いずれにしても司令塔経験があると、自分がディフェンスをやるべきなのかどうなのかって感覚でわかりますもんね。


(2)30代で社長になるには

すがけんさん:長瀬さんのように、30代後半に社長になるために自分の人生を逆算していくと思うんですが、どう決断をしていくんですか?例えばスティーブ・ジョブズだったら、鏡の前で今日死んでもいいという決意を鏡の前でしているとかあるじゃないですか。あんな感じで何をきっかけにキャリアアップを考えていくと、30代で社長になれるんですか?

すがけんさん2

長瀬さん:履歴書に何を書くのかをイメージすることです。履歴書に書くことを集めていく感じ。なんでUnileverに行くの?とかを考えていくと、社長になるための要素がわかっていく。簡単にいうと、Linkdinに何を書くかをイメージすることなんですよ。そうするとクリアにストーリーがわかってくるので。履歴書を見ればそりゃ社長なるわっていうのがわかるじゃないですか。この時にこういう経験があって、こういうときにマーケティングを学んで、とか、じゃあこの時点では社長のレベル全部埋めてるのね!っていうのがわかるんで。

すがけんさん:それは状況マネージメントと一緒ですよね。社長になる一歩手前になる状況を作っていたわけですから。

長瀬さん:やっぱり書き残すことがキャリアプランのゴールなので、履歴書に書けないと意味がないんです。書いても恥ずかしくないプロジェクトをいただくとか、そして恥ずかしくない結果を出すとか。1年で結果を出すのは難しいけど、なるべく早く結果はださないといけないんです。30代で社長になるには。


(3)キャリアを形成していくために大切な上司の存在

すがけんさん:順風満帆に見えている長瀬さんですが、これまで何か長瀬さんの失敗例は?

*ここからは有料記事になります。マガジン登録者の方に長瀬さんの上司の付き合い方の考えを話してもらいました。
新卒の人も経営者であっても気になる「上司」との付き合い方です。


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