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自分の人生を自分で運転して進むために必要な5つのこと

はじめまして、株式会社Moonshotの社長をしてます、菅原健一(すがわらけんいち)と言います。大体みんな「すがけん」って呼んでくれるのでみなさんもよかったらそう呼んでください。

今回、20代の頃からのお友達で、生き方含めて尊敬する青田さん @AotaTsutomuからこの「#いい感じにはたらくTipsアドベントカレンダー2019」の企画を頂いたのでやることにしました。何か皆さんのお役に立てれば嬉しいです。青田さん大好き。

この記事では僕が生きてきた中でいろんな失敗をし、はたらく中で自由を模索し、「いい感じにはたらく」ことはつまり「自分で自分の人生を運転すること」なのじゃないかと思うに至りました。あなたは自分の人生に責任をもって運転してると言えますか?

最初に自己紹介を、後半に皆さんに役に立つ「自分の人生を運転するために必要なこと」をお届けしたいと思います。急いでる人は後半部分だけでもぜひ見てくださいね。

自己紹介

だいぶはしょって書きますが、中学2年まではほぼ全て通信簿「2」で、勉強が全くできない子でした。幼稚園に入る直前まで言葉も話せなくて入園式どうしようかと母親が焦ったらしいです。かあさんごめん。

高校受験の進路相談で学校どうする?って時にどうしても勉強が好きになれず大学受験をしたくなかったので「大学受験の要らない(短大卒扱いになる)」「土曜休み(当時高校は土曜もありました)」「私服(普通は学ラン)」の3つの理由で国立の宮城工業高等専門学校(通称 宮城高専)に入りたいと思いました。

でも学校の先生が「国立は絶対無理、頭良くないと受かんないよ?」というので中学3年だけは勉強をめっちゃしました(といっても2−3時間/日)。そして宮城高専でも一番偏差値の低い「材料工学科」を受け、ギリギリで合格しました。スーパーアホな僕の家庭教師だった母親には本当に感謝です。かあさんありがと。

しかし、無事入学したと思ったら入学初日に事件がおきます。学校に辿りつかないんです。
なんと宮城県仙台市の街育ちの僕は、電車の乗り方がわかんなくて田舎にあった高専にたどり着かないんです。こうして初日は遅刻してヤンキーだと思われました。どんだけアホなんだ、自分。

さらに初日にまだ事件が起きます。なんと高専は作業着に着替えて実習するんです。え、私服だから入ったのに・・・
勉強嫌いな僕はこれで完全に意気消沈。不登校になり麻雀漬けの生活が始まります。

しかし高専3年で転機が訪れます。OG訪問に卒業生の職場を訪ねて行ったらその先輩、デニーズしかない街の工場で働いてたんですね。三交代制で。で、先輩に「偉くなったらどうなるんですか?」って聞いたら「んー、55歳でここの工場長かな」って。強烈にこのままじゃやばいと思いました。
別に人生それぞれなのでそれでもいいと思いますが飽き性でスイーツ好きな僕がデニーズしかない街で20歳から60歳まではたらくことって絶対無理だと思ったんです。しかも時間どうりに毎日起きるって・・・

こうして、僕は慌ててプログラミングを学んで高校三年生で「全国プログラミングコンテスト」で優秀賞をもらい、就職を「材料工学」が関係ないところでOKという許可を学校に取り付け、無事東京のIT会社に働き始めました。これでスイーツも食べまくれます。

学生の時にTOEICを受けて274点だったので、内定時代に勉強してTOEICの点数あがったら会社からの印象もいいだろうと打算的なことを考えて内定者時代にTOEICを受け直したら247点に下がって会社に言うことすらできませんでした。

IT企業に入る時も本当に迷いました。ゲーム会社も行きたかったし、何より大好きな音楽と洋服の仕事じゃなくていいのか、かなり迷いました。でもやってたDJは全く才能がないのが自分でもわかりましたし、大好きな洋服だって当時は販売員さんになる道しか想像できなかったので社販で買っても他のブランド買えないじゃんね、ということで一番稼げそうなITに言って死ぬほど音楽と洋服を買う道を選びました。
その後30過ぎるまでお金は毎月ギリギリまでその二つと食事に使い毎月1万円も残りませんでした。

どうでしょう。とってもダメな人生ですよね。無計画とはこのことだと思います。常にギリギリ、常に行き当たりばったりです。

こんな20代を過ごし、スランプの結果、うつ病も経験して割と人生終わりモードで過ごしたんですが30歳を過ぎて新たなチャレンジを始めた頃からなんとなくうまく行くようになりました。そこはまた知りたい方がいたら改めて書きますが、結果として今、株式会社Moonshotという1人でアドバイザーの会社をやることができていて、フランス・シリコンバレーなど国外含め10社のクライアントがいて、お金をもらってはたらく仕事は月40時間に抑えて普通の人と同じ以上の収入を得ています。
余った時間は年間20社程度エンジェル投資を行い、そのミーティングや20代のマーケターの方を支援するための #20代マーケピザ という活動やボランティアなどしています。こうした活動が最終的には僕の唯一無二の経験値になっていき、さらに素晴らしいクライアントさんとの出会いとプロジェクト実行にながっているのです。

今はもうストレスはほとんどありません。あえて言うなら締切のあるこうした執筆活動くらいです(笑
アドバイザー業で宿題もないので「約束の時間に」「健康で活発な頭脳で」「クライアントの相談に乗り、アドバイスする」だけです。僕にとってはこれが最高の仕事です。クライアントさんにとっても結果は良いと思っていただくことが多く、期間を延長される会社が多いです。ありがとうございます。

どうですか?ある程度の人はこういう風に暮らしたい人もいるのではないでしょうか?
これが僕にとって「いい感じにはたらく」ことですし、「自分の人生を自分で運転している」状態です。

ダメダメだった学生生活、調子にのって失敗も多かった20代、何かに気付き始めて人生が変わった30代、自由を手にした40代。この経験で学んだことを5つだけ大事なものに絞ってお伝えしたいと思います。もっと知りたい人は僕のnoteにいっぱい書いてあるのでぜひ読んでみてください。

お金について

さて。もっとも大切なこと、「お金」についてです。現時点の世界ではお金を無視して行きていけません。上手に付き合わないとずっととらわれて生きていくことになります。

あなたは自分のお金を増やしたいと思ったことがありますか?もしYesならぜひこのことを理解してください。
世界のお金の量は決まっています、もちろん貨幣はどんどん刷るのでお金の数は増えていますが、この瞬間の世界のお金の量は決まっています。

そしてお金とは人が持っています。会社にももちろんお金はありますが、例えば僕が車を買ったとして、そのお金は車メーカーに行き、ネジや材料を作っている会社にお金を払ってネジなどを仕入れます。そしてネジの企業がそこではたらく人にお給料を支払っています。僕=>車メーカー=>ネジ会社=>ネジ会社の人とお金が会社を経由して、個人から個人へ動いています。

さて、「お金の量は決まっている」「お金は個人が持っている」まで理解できたと思いますが、ここからが重要です。あなたが「もっとお金が欲しい」と思ったら、そしてお金を増やすというのはどういうことでしょうか?

そうですね、誰かのお金を自分へ移動させるしか自分のお金を増やす方法はないのです。
お金の移動の仕方は2通りしかありません。

相手が気づかないところでいつの間にか移動させるように自分に持ってくるか、もしくは「ありがとう」と言ってもらって渡してもらうか、です。前者は大げさに言うと盗むようにさっと持ってくるのです。

あなたはどちらのお金を受け取りますか?この決断が数年経った時にあなたの周りの環境を変えます。

僕はある時から「ありがとう」と言われないお金は受け取らないことにしました。その代わりありがとうと言ってもらう努力もするし、ありがとうをもっともらえるように単価も上げて努力をし続けています。

普通の会社員の方はお給料が勝手に振り込まれていて、誰のお役にたっているかわからない人も多いのではないでしょうか?ならばまず、自分の上司、自分の会社の社長に「今月はお役にたちましたか?お役に立てるような仕事をしたいです」と言ってみてください。成長を求める人には効果的です。すぐに多くのチャンスが来るでしょう。え?怖くて聞けない?それはお金を盗むようにもらってしまっているかもしれませんね。自分を変えるチャンスに気付いたかもしれませんね。

さて、お金をもらうのは大抵月に一回です。月に一回のものは基本習慣化されません。これを読んでもし感化されてもすぐに忘れてしまいます。あなたは変わらないまま、いい感じにはたらけないままになるかもしれません。それを防ぐ方法があります。

お金を払う時に「ありがとう」と相手の目を見て言ってください。お金は毎日払います。コンビニやタクシーやコーヒー屋さんなど、ありとあらゆる場所で人に感謝をすることはできます。感謝をすることがどれくらい億劫で大変かわかると思いますが、「ありがとう」をもらえる人は「ありがとう」をさらに多く言っていることを知っているといいでしょう。

収入について

次は収入についてです。あなたは収入を上げたいと思ったことはありますか?Yesならこの話がお役に立つでしょう。1人の人間の収入には数式があります。

収入=労働時間 x 労働単価

です。不動産を持っている、投資家になる、などしない限りはこのルールから逃れられません。
みなさんは収入を上げる時に「時間」と「単価」どちらを上げて誰かに売りますか?

年に100人以上の相談にのりますが90%以上の人は自分の単価の上げ方がわからず、時間を多く売ろうとしていますが、残念ですがこれは完全に間違いです。

考えてみてください、時間は有限、単価は無限です。単価の無限は言い過ぎかもしれませんが、1000円の時給は1万円にすることはできます。10倍ですね。では時間は10倍売れるでしょうか?

人の1日は三つに分かれます。
・寝る8時間
・本業ではたらく8時間
・その他の8時間
です。寝るのはやめれません、売るとするとその他の時間ですね。うまくいけば本業と同じだけ売れますから収入は2倍にできます。しかしそれで終わりです。単価が変わらないならいつその人は単価を上げる努力の時間を作れるのでしょうか?

お分かりになったと思いますが人間で最も貴重な資源はお金ではなく「時間」です。
単価を2倍にする努力をしてまずは2倍を実現してください。
その次にするのははたらく時間を半分にすることです。収入を2倍にする必要はありません。時間が一番貴重なのですから。
そして得た時間でまた単価を2倍にする努力や経験を積んでください。経験を買えるならお金を、経験をさせてもらえるなら時間を提供して経験に変えて単価を上げてください。そうして時間はまた減らせます。

これを繰り返すと時給はどんどん上がります。もちろん「価値」があればです。

価値とは何か?

次はそう、「価値」ですね。
「価値とはなにか」これを説明できますか?意外とみんな「価値はこれだよね」とか価値については語るものの、「価値」そのものの本質がどこにあるのかわからない人が多い気がしています。
僕は去年Moonshotを立ち上げるときに曖昧な言葉を15個ほど定義しました「会社」や「成長」や「価格」とはどういう意味かということです。その中に「価値」もありました。

通常のメーカーさんなら「価格」は原価+利益だし、「価値」はテレビなら4Kが8Kになりましたとかスペックの事が多いですね。でもこれは価値なんでしょうか?そして価値とは誰が決めるものなんでしょうか。

僕が定義したのは「価値は相手の変化量」ということです。そして「価格は価値に準ずるもの」です。
つまり価値とは相手、消費者が決めるものですし、その消費者がそれを買うことで得られる変化量が大きければ価格は上がるのです。

ライザップはなぜ月1万円でも高いと言われるジムとは違って2ヶ月で60万円程度の価格が成立するんでしょうか?それは買った相手が変化するからです。CMもそうですね、変化量の話しかしていません。
通常のジムはどうでしょうか?「24時間で」とか「経験豊富なトレーナーが」とか「最新の設備で」とか相手ではなく自分の話をしています。これでは価値にはならないのです。相手の変化量がわからないからですね。

さて、これはあなたにも僕にも当てはまります。僕の価値は僕と繋がってくれる人全員の変化量の総和です。
みんなが僕と関係性を持ってくれるから、話を聞いてくれるから、僕の仕事のサポートを受け入れて実行してくれるから、その人が変化します。そしてそれは僕の価値に変わります。無人島にいる僕が発揮できる「価値」など何もありません。あなたはこの記事を見て変わってくれるでしょうか?何か僕は役に立てたでしょうか?
わからないことはなんでも聞いてくださいね。

さて、次はあなたの番です。あなたの価値はなんでしょうか?「誰と繋がって」、「相手はどんな変化をする」のでしょう?これがあなたの価値になります。相手に興味を持てない、相手の変化を観察できない人が高い価値を持つことはできないのです。繋がってくれる人に感謝をしましょう。その人がいるおかげであなたの価値が増える可能性があるのですから。

終わりに

すみません、時間切れと一個一個長くなっちゃったんで3つで終わりです。本当は下の中からあと2つ書こうと思ってました。何か聞きたいのがあればツイッターでシェアしながらコメントください。

・スランプについて
・マーケティング思考について
・行動格差、情報交換するなら
・自分の喜びを見つけること
・プロがいない領域でプロになること
・選択とは次の選択肢が増えるものを選ぶこと
・TAKEよりGIVEが強いのは

それではみなさんがいい感じにはたらくことで自分の人生を運転できるようになることを祈っています。

最後までありがとうございました。

菅原健一(すがけん) @xxkenai / Moonshot Inc.

*たまにですがこんなこと書きますのでtwitterをフォローしてください😊

https://twitter.com/xxkenai

おまけ

最近の他にお役に立ちそうな記事はこちらです。良かったらみて、Twitterに感想書いてくれたら僕も見つけられるので嬉しいです。





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